※空中窒素固定とは:空気中には多量に存在する窒素分子を反応性の高い窒素化合物に変換する事。マメ科の植物は根に「根粒」を持ち、窒素化合物を生産する根粒菌の共生細菌を宿しているため、土壌を肥やす働きをする。
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やせ地でも生育ができる樹木なので、埋立地の工場などで、緩衝帯用の植栽をする際、苗木の中にアカシア類を入れ、生長の早さと根粒菌の育成を目的として植えていました。
ある程度、周囲の苗木が大きくなった時点でアカシア類は切り倒していた記憶があります。(定かではないのですが)
銀色の葉と、枝垂れている枝いっぱいに丸くて小さい花を沢山付けるのが特徴で、花盛りの時期は樹木全体が花で覆われ、まっ黄色になります。
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明るい黄色なので、一瞬にして「春の訪れ」を感じます。これが好まれる由縁なのかもしれませんね。
実は私がミモザを植えて育てたのは、10年くらい前。
知ってはいましたが、庭木のイメージが薄く特別関心もなかったように思います。(埋立地の工場以外では)
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どちらかと言うと・・・「ミモザ」という名前は、ケーキなどの上にトッピングされた砂糖菓子やミモザサラダが先でした。
←砂糖菓子とサラダの「ミモザ」です。(クックパットより参照)
砂糖菓子は核になる部分はミモザの花を(実際に使っているそうです。知らなかった・・・)使って、「砂糖を絡めた」もので、春先のスィーツとして店頭に並びます。
ミモザサラダはゆで卵の黄身をザルのような細かい目を通してサラダの上に散らしたものです。
どちらも、「ミモザの花」の雰囲気を醸し出していますよね。
ミモザの木が一般に公園や庭園に植えられるようになったのは、ここ10年くらいなのではないかと思います。芝生の鮮やかな緑とミモザの黄色い花はよく似合うんです。
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ただし、要注意な事があります。根から根粒菌という物質を出す分、窒素栄養が十分にあるので、枝がよく伸びて幹も太くなります。
花がたくさん付いている時期や葉が茂っている時期はほんの少しの風でも折れたり、枝が裂けてしまったりします。生長が早い分、枝がよく伸びるので細やかな剪定も必要になります。
剪定の時期は花が終わった頃から7月一杯を目安にされてください。
(木の大きさにもよりますが、植付けて3年以上経った木の場合)
昨年切った枝先から新たな枝が出て、その先に花を咲かせます。高さは好みですが、途中の混んだ部分は枝抜きをし、全体に伸びた枝を切り詰めます。
花芽分化は8月〜9月。8月以降は枝の切り詰め等の剪定は行わないようにしましょう。あまり茂りすぎた場合は枝を抜いてください。
葉の色が良くない場合には、4月か5月に化成肥料を少し与えます。本来は、自ら体内で窒素分を作る以上、施肥は必要ありません。管理は剪定を除けば特に手はかかりません。
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身近で入手可能なミモザは高木性で自然樹形がほとんどですが、品種がたくさんあるので、通信販売などで、矮性タイプや株立ちタイプを入手して、生け垣や鉢植えでスタンダード仕立てにして楽しんでみるのも良いでしょう。
←ミモザのスタンダード仕立て(カタログより参照)
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サンカクバアカシア(三角葉アカシア)
学名:Acscia cultriformis
葉が三角形で樹高は3m程度。株立ちで小型なタイプなので狭い場所でも生育は可能です。
一般的なミモザが開花した後、3月に入って開花します。
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日本ではあまり見かけませんが、夏に開花する、ウェスティータ。
学名:Acacia vestita
葉は丸く、ごく短い毛に覆われていて、8月から9月に開花します。
どこで見たのか・・・覚えていないのですが、春一番でみる他のミモザの花の雰囲気とは少し異なります。
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最後に細葉のアカシアです。
10年前にフサアカシアを注文したのですが、新しい品種を植えてみませんか、と言われて、名前も定かではないミモザを植えました。
背は高く枝はちょっとした風で折れ、花は薄い黄色のような白色でちっとも美しくない・・・。
←今時期(1月の下旬から2月一杯)から、ボヤーっと薄い黄白色の蕾が見え始め、2月中旬からチラッと咲いた後(期間が短く開花に気が付かない事が多い)、花が落ちるので開花したことに気が付きます。その後、葉が入れ替わる時期を迎えて、細い葉がいっぱい落ちます。
切り倒せばいいのかもしれませんが、夏場の緑陰と細い葉が風に揺れると「涼しさ」を感じさせてくれるので可愛いがってしまいます。
ミモザは各所で見る事ができます。(目立つので、気が付くと思います!)
鉢植えでも、地植えでも育てられます。生活スタイルにあった、大きさやタイプを選んで、植えてみるといいかもしれませんね。
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育てるにあたってもう一つ注意点がありました。
ミモザはマメ科の植物でこの科の植物は移植を嫌います。根が真下に伸び、細根があまりありません。そのため直根を切ってしまうと生育できなくなってしまうのです。
鉢から地植えにするのは、根を崩さないように丁寧に掘り取れば大丈夫。
最初から地植えにする場合は、植え付けする場所をきちんと決めてから植えつけましょう。
2月は寒さがピークを迎え、暖かさが少しだけ顔をだし、「三寒四温」ですね。
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14日はバレンタインデー。
好きな人にチョコを渡して気持ちを伝えてもよし、美味しいチョコがいっぱい出回るので自分のために購入してもよし、パッケージが可愛くて「つい」買ってしまってもいいかもしれませんね。
←スタンプタイプのチョコです。可愛いでしょ♪
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お菓子を持って、暖かくして公園へ行ってみませんか。春が少しだけ顔を覗かせているかもしれませんよ。
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