わたくしの第3(?)・・・の人生
 
 水野文化園に入社し、戸惑いながらも周囲の方々に助けられ5年が経ちました。
 ここでの色々な方との出会い、特にこの業界でパワフルに活躍されている同世代の女性の皆さんとの出会いは私にとって大変心強く、刺激的なものでした。
 まずは慣れるために…と入社後まもなく勧められるまま協会のみなさんが通うビオトープ講習会に参加しました。五十の手習い風味で…。  
 ところが目標はビオトープ管理士なる資格試験だと知りました。
 「いやいや無理でしょ!」の叫びも放置され、入試以来40年ぶり位の受験勉強に突入することになりました。
 毎回、現場作業を終えてから駆け付け受講される皆さんをすごいな〜と横目に見ながら、最初の一年は意味も解らないままひたすら暗記の日々、二年目は少し掴めて理科の教科が苦手だったことを思いだしました(泣)。そして気合いの挑戦で三年目にしてようやく2級ビオトープ施工管理士を取得しました。
 この間、勉強するにつれ環境への関心が深まり、環境問題の時事にも興味深く耳を傾けるようになりました。季節の移り変わりもまた違った角度から見ることができるようになったことは少し頑張ってきた私の嬉しい成長です。この分野、案外楽しいかも…。
 ここで気を良くして、翌年のチャレンジは自然再生士の資格取得のため東京農大での受験です。
 そうそうたるメンバーとの上京に恐縮しながらも、試験前日は楽しく充実した東京の1日を過ごすことが出来ました。
 しかし試験場では、やはりマニアックな雰囲気で、場違いな自分を奮い立たせるだけで精いっぱい…でも東日本大震災や最近の大型台風による大災害を目の当たりにし、自然再生に向けての意識が消えない内にもっと深く学び、地域の具体的な取組みや環境教育の推進に少しでも関わって行きたいという望みもあり、頑張るしかない!と言い聞かせ、苦しい長い時間を終えました。そして、苦しみの後には喜びがある…を実感!まさかの合格に嬉嬉としました。
 この年の秋の2級造園施工管理技術検定も周囲の人達に支えられながらの合格、50歳を過ぎて3つもの資格取得は想定外のものでした。入社後ほぼ業務命令だったので頑張ってしまいましたが、知識や経験もない私に、チャレンジする機会を何度も与えてもらえ、とても感謝しています。さぁ次は…って会社の追い込み半端じゃないですが(笑)
 まだまだ生きるために勉強! どんなところに置かれても、そこで自分の花を咲かせられるように…好きな歌とお酒を楽しみながら第3(?)・・の人生頑張ります。
 今後とも宜しくお願いします。


 写真は毎年末にアルモニーサンク(旧厚生年金会館)で催されている「第九の調べ」公演の様子。
 合唱団員として参加し、今回で6回目の出演を果たしました。興味のある方、是非ご一緒しませんか。今年(平成25年)末の公演では、市制50周年記念としての特別なプログラムが予定されています。


記:花田 泰子 <叶野文化園>
(13/05/01掲載)


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