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新年明けましておめでとうございます。爽やかな気持ちで、新年を迎えられていることと存じます。
昨年も、さまざまな活動を展開することが出来ました。各種講演会の開催やイベントへの積極的参加、技術講習会及びビオトープ研修会の開催等々。中でも、この研修会の成果として、十一名のビオトープ管理士が新たに誕生し、当協会には、二十五名のビオトープ管理士が所属することになりました。これまでに培ってきたチームワークで、北九州の生物多様性の確保、また自然生態系の健全な保全活動に尽力してまいりましょう。
さて、東日本大震災から十ヶ月あまりが経過し、私たちは今回の大震災から多くを学びました。それは、自然をコントロールすることを目指した今までの発想や科学技術だけでは、自然の猛威の前には、なす術がないということであります。「防災」には限界があったのです。今一度、過去の災害履歴や自然と賢く付き合ってきた先人の知恵を謙虚に受け止め、併せて地域の自然が持つ地域特性を十分に把握した上で、自然と共存した『しなやかなまちづくり』を目指すことが、これからのまちづくりに必要であろうと思います。
皆様方のより一層の御指導・御支援をお願い申し上げますとともに、今後の御活躍を心からお祈り致します。
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会長 水野 貞明
(12/01/16掲載) |
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