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肥料の与えすぎや、本来であれば花になったかも知れない・・・ 高芽も切り離して株分けをしましょう。切り離した芽は4〜5本まとめて植え付けます。 植付け時期は4月〜6月が適期ですが、9月くらいまで行えます。 |
また、一度花を咲かせた箇所からは再度花を咲かせる事はありません。しかし、花後の古い茎も株元から春には新芽が出るので、茎の部分は養分や水分を蓄える場所になります。元気の良さそうな茎は3本程残しておきましょう。 最低限の育て方ですが、わりと簡単でしょ? 次は・・・ オンシジュウム 学名:Oncidium ラン科 オンシジュウム属 |
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原産地は西インド諸島、メキシコから中央アメリカ、ブラジル、ペルーなど南米の熱帯地方と広域で、約400〜500近い原種があると言われています。 全ての品種が木に着生する着生ランで、デンドロビュウム同様育てやすいタイプです。 |
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花茎は株元の茎(バルブ)から、長い花茎を斜めに伸ばし、房状に多数の花を付けます。 花はよく観察すると、お人形さんがドレスの裾を広げて踊っているような姿に見えます。 また、花の大きさもまちまちですが、1本の茎に何十という数の花を咲かせるのでボリュウム感があり、茎が風に揺れるとなんとも言えない優雅さを感じます。 花全体のボリュウムと黄色という色合いによって、飾った瞬間から部屋全体が明るくなります。 観賞の時期は品種によって異なりますが、一般的に出回るのは冬場です。1輪の花で3週間程度持つので、鉢全体が咲き終わるまで約2ヶ月くらいは楽しめます。切り花でも楽しめます。 他の色ではチョコレート色のトィンクル(Onchifium Twinkle)、ミニタイプで甘い香りが人気のオンシジュウムです。 |
花の時期は品種によって異なりますが、夏から秋頃、冬から春、不定期に開花するタイプと様々です。 育て方はデンドロビュウムとほぼ同じですが、寒さを苦手としており、10月に入ったら室内の日の当たるカーテン越しに置きます。 肥料は4月〜10月中旬くらいまで、週1回程度液体肥料を施します。この際、水やりの様子を見ながら与えてください。 また、5月頃に緩やかに効く化成肥料や骨粉入りの固形油粕を1回だけ与えます。(置き肥します) 水やりはデンドロビュウムとほぼ同様ですが、開花中は植付け材料(水苔)が乾かない程度に与えてください。 花が終わったら花茎の元の部分から切り取ります。 植替えも適期は4月頃。新しい茎(バルブ)が3〜4本程度になったら植替えをしましょう。(2〜3年に1回程度) |
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オンシジュウムの特性を活かしたアーチです。着生ランで花茎が長く伸びて沢山の花をつけるので、アーチに着生させるととても華やかな雰囲気になります。(シンガポール植物園:オーチャードガーデン内) 前回、今回と「ラン類」を紹介しています。まだまだ沢山の種類があるんですよ。次回もこの続きで「ラン」を紹介したいと思います。 ランは、これからの季節園芸店などで多く見かけるようになります。 購入する場合は花が咲いている鉢を求めることになりますが、自宅用としては少し値が張るかも知れませんね〜。開花を待ち望みながら育ててみようかな?と思われた方は4月以降、花が終わった鉢も販売されます。手頃な価格になりますのでこちらもチェックしてみてください。 少し早いですが・・この一年有難うございました。来年も良い年になりますように! |
御園 和穂 (14/12/01掲載) |
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