伝統技法を学ぶ竹垣講習会について
 平成21年9月19日(土)に訓練校(モノレール企救丘基地内)で青年部主催で講習会を実施しました。
1.竹の枝を右流れと左流れに分け、穂を枝折って材料の準備。
1.竹の枝を右流れと左流れに分け、穂を枝折って材料の準備。
当協会の会員でもある小倉南緑地の田中伸一氏を講師に迎え、京都で習得された技を指導していただきました。
講師の田中さんからのメッセージと作業の工程の一部を紹介いたします。

 「竹垣講習をするにあたり、講師をさせて頂いた(有)小倉南緑地の田中です。
予想以上の参加者で参加された方達の竹垣への関心の高さには驚くものがありました。
庭の中で添景物として、背景として使われる竹垣にはいろいろな種類がありますが、今回 は、竹穂垣、御簾垣の制作をしました。
手順や手法などを説明しながらの作業で判りにくい点もあったかと思いますが 立派な竹垣が出来上がったと思います。」

 左に、竹穂垣作製についての簡単な流れを説明しておきます。
2.割竹でヌキを作り、その間に右流れの穂を立て込んでいく。
2.割竹でヌキを作り、その間に右流れの穂を立て込んでいく。
3.縦に差し込んだ穂とコンパネの間に、枝折った穂を詰めていく。
3.縦に差し込んだ穂とコンパネの間に、枝折った穂を詰めていく。
4.穂の立て込みが終わり、胴縁の取り付け、結束。
4.穂の立て込みが終わり、胴縁の取り付け、結束。
5.細竹で穂の先端を表裏から押さえ、結束。
5.細竹で穂の先端を表裏から押さえ、結束。
6.最後に両手バサミで穂の上端を刈り揃えて完成。
6.最後に両手バサミで穂の上端を刈り
揃えて完成。
 
  青年部
(09/10/22掲載)
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