昨年11月30日(月)から12月3日(木)まで4日間、茨城県つくば市の筑波研修センターへ、松保護士の研修に行ってきました。一昨年の樹木医研修から一年ぶりの筑波研修センターでした。一年前、最初に入所?したときは、ドアを開け部屋の中を見た瞬間「せまい!! この部屋で二週間か! キツイな」と思いましたが、今回は二度目、また研修期間は4日間(実質は前日からの4泊5日)と短いので、あの懐かしい三畳一間を楽しく(勉強は?)過ごしてきました。
松保護士の研修内容は、マツの病害虫に関することで(剪定をする訳ではありません)主に、マツノマダラカミキリやマツノザイセンチュウ等、一般的に松くい虫(松くい虫という虫がいるわけでもありません)と言われる害虫の生態や発生のメカニズム、また診断と防除等で、座学が2日間、実習を1日、最終日に筆記試験と面接試験です。
北九州市内に大きな松林はありませんが、周辺には、三里松原(芦屋町〜岡垣町)、玄海さつき松原(宗像市)等、福岡県内まで広げると、海の中道(福岡市東区)、生の松原(福岡市西区)、幣の松原(糸島郡志摩町)等、美しい白砂青松があります。ただ、残念なことに、この海岸風景や内陸の松林まで、マツ材線虫病で深刻な被害が出ています。
庭園にある1本の松から、日本の美しい原風景である松林まで、今回の研修で得た知識を活かしていきたいと思います。
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筑波研修センター 三畳一間の部屋
マツノザイセンチュウ 観察実習
マツノマダラカミキリムシ 成虫標本
マツノマダラカミキリムシ 幼虫観察実習 |