「京都庭園視察研修」を企画して
 平成20年11月14日〜16日にかけて二泊三日で行われました青年部主催「京都庭園視察研修」において、田中伸一さん((有)小倉南緑地)と一緒に幹事をさせていただいた菅原猛(菅原造園建設)です。今回はこの研修を企画するに当たっての話をいくつか書かせていただきたいと思います。

 まず発端は青年部の会議においての「京都庭園を見たい」との要望でした。「通常の観光では行かないような庭園を巡りたい」という声があがり、青年部の中でも以前京都にいた経験のある、田中さんと私菅原の二人で企画することとなりました。

 当初はジャンボタクシー等での移動を考えていましたが、諸事情により期日が11月14日〜16日(紅葉のピーク!)に決定、それをうけて車での移動を断念、徒歩を中心とする移動に切り替えました。徒歩で見てまわれる範囲に庭園が集まっている地区ということで、西の天竜寺周辺と東の南禅寺周辺に決定。簡単なスケジュールを作って青年部長の三宮洋さんと一緒に水野貞明会長の所に持ち込みました。そこで会長から「小川治兵衛・小堀遠州等の作庭した庭園を入れてはどうか」という声をいただき、それを参考にスケジュールの調整を行ない、最終的には一日目に7ヶ所、二日目に8ヶ所、三日目に4ヶ所の計19庭園を研修先としました。

 また研修先の調整に加え大変だったのが宿の確保でした。この時期の京都はどこも満室が当たり前という時期。当初は旅行会社に宿泊先の確保をお願いしていましたが、旅行会社が連泊可能な宿を見つけられず、最終的に自分たちで場所と金額をチェックしながら探し出しました。行く先が決まっても泊まる所がなかったらどうしようかと一時はヒヤヒヤしたものです・・・。

 京都では天候にも恵まれ、紅葉も楽しむことができました。研修先が多いので時間的に厳しいのではないかと思っていましたが、案内の甲斐あってかスムーズに移動することができ、全ヶ所無事にまわることができた上に清水寺まで足を伸ばすことができました。(ただ体力的には非常に厳しかったですが・・・)参加された方もみな満足していただいたようで、「よかった」という声が幹事二人にとっては何より嬉しかったです。いい経験をさせていただきありがとうございました。
研修に参加されたみなさん
研修に参加されたみなさん
菅原 猛
 <菅原造園建設(株)>
(08/12/05掲載)
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