自然はみんなのもの
 スウェーデンの法律には、「自然享受権」という不分律があり、国有、私有にかかわらず、だれもが 自由に森や川、海辺をりようすることができる。そこが自分の土地でなくても、野生の木の実を とったり、水辺でキャンプしたりできるかわりに、所有者にダメージを与えるような行為はしない、 というもの。ゴミや火の後始末は当然ながら、花や実を根こそぎ採ってしまわない、野生動物を 悪戯に捕らえないなど、自然界のサイクルにダメージを与えない「常識的な行動」が求められる。 積極的に自然と関わる北欧の日常は、自然は「みんなで楽しみ、守るもの」という意識によって 支えられている。

 上記文は、ソトコトの雑誌より勝手に引用したものですが、環境先進国としての根底がみられる と思います。我々の廻りは、公私有共に所有権の主張が大変強く常に閉塞感を覚えます。 ちょっと昔、"空地"を利用して、野菜を育てたり、花を植えたりといったスペースがありました。 しかし、今は、その"空地"というものが、あらゆる手段で囲い込みされ、使えない状態になっています。 この"空地"の利用というものには、もちろん所有者もおり、勝手な使用は認められないのは 当然ですが、もっと柔軟にできないものかと考えます。

● 最近のしごと 〜コラボ編〜
 この情報化社会の中では、"造園"に対し、施主が求めるレベルも高くなっていると思う。
このため、"造園屋"は、より幅広い知識と高い技術が求められていると思う。
それと同時に"造園屋"でない業種がこの分野に入ってきているのも事実である。
よって、私は、より"しごと"を充実させるべくコラボなしごとをしています。

 1. モリトトモニ
モリトトモニ 平たく言えば、雑木林の庭であるが、ひとつひとつの案件に、しっかりとしたコンセプトをもって とりくもうというものである。施工例は、個人邸を中心に、平成20年度 4件。





 2. みんみん村のベランダ&屋上菜園
みんみん村 建築設計事務所とはじめた事業で、都市部にみどりを増やそうとはじめました。5月末には、 福岡の某百貨店でベランダ☆菜園キットを販売します。
田代 憲司
 <(有)田代造園>
(09/05/14掲載)
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